小泉八雲旧居近くにて、堀川遊覧をスケッチ・・・
10時に出動。快晴。今日も空が青い。松江城の北側にある市営駐車場に車を置き、小泉八雲旧居や武家屋敷などの名所が並ぶ「へるんの小道」をほてほてと歩く。松江に来たら堀川遊覧は絶対にオススメ。松江城を囲むお堀を50分かけて小さな船でのんびりと廻る堀川遊覧は、低い橋の下を通るたびに屋根が下がり、同船した人たちと一斉にかがむ共同作業はなんだかおもしろく、ほのぼのとするものです。幅が船の左右5cmしかない橋下もあり、無事通り抜けると思わずみんなで拍手してしまいます。冬には豆ごたつが登場し、こたつで暖をとりながら廻るらしいのですが、これは私たちもまだ未経験。次回3月初旬に来る予定なので楽しみにしています。お堀そばのベンチに腰掛けると、yayaがスケッチブックを取り出した(スケッチ1、スケッチ2、スケッチ3)。「描いていい?」と聞かれて、う〜ん。水面の色塗りが難しそうだ。しかも、この風景直線がないよ!と思う。が,仕方なく現場スケッチ第2号に挑戦。描く速度はJibu1枚につきyaya1.5〜2枚といった感じ。絵を描いている私たちの前を何度も遊覧船が行き来します。木陰は涼しく気持ちよく、なんとものどか。風景を描いたら最後に遊覧船を描き入れます。船はすぐに通り過ぎていくので見逃すまいと一生懸命見ていると、乗っている人もじーっとこちらを見ている。「あの人たち絵を描いてるわよ」という会話が聞こえそうな雰囲気だ。「君たちは描かれているんだよ」と心の中でつぶやきました。
カラコロ工房にて・・・
12時前に次のポイントに移るため、松江ウォーカーというバスに乗車。このバスは市内の観光スポットを中心に27のバス停をつなぐ観光周遊バス。右回りと左回りがあり、どこまで乗っても1回たったの100円。さらに1日フリー乗車券は300円で、提携している観光施設や飲食店、お土産屋で特典や割引が受けられる優れもの。こんなバス、以前に来たときにはなかったような・・・。さすが観光に力を入れているだけあっていろいろとがんばってるねぇ松江って言いたくなります。さて、次に私たちが目指したのは「カラコロ工房」というところ。こちらは旧日本銀行の建物を再利用して「工房」をテーマに絵付けやアクセサリー作りなどにも挑戦できる体験型観光スポットです。店舗は飲食店も合わせて全部で14あり、陶器・シルバーアクセサリー・ビーズ・古布クラフト・ストーンなどなどおみやげにうれしいものがいっぱい。地下には日銀の金庫室扉がそのまま残されていて貸しギャラリーに利用されています。今回は何の企画展もなかったので扉の厚みと重々しさにほぅと感心しただけでしたが、いつかここでyaya、jibuの個展なんか開けたら素敵だねぇなんて考えてしましました。しばらく写真を撮りながらまわりをウロウロしましたがとっても暑くてスケッチは無理そうなので、とりあえずカラコロ工房内にあるエルミタージュというフレンチレストランで昼食をとることにしました。席に着くとyayaはスケッチブックを取り出してカウンターをスケッチしはじめました。ワインを飲んでおいしいものを食べるとなんだか体がだる〜く、ねむ〜く。ああ、できるものならばここで寝てしまいたい・・・。
ティファニー美術館・・・
14時前、カロコロ工房を後にしてレイクラインに乗り込む。レイクラインは真っ赤なレトロバスで松江ウォーカーでは回らない宍道湖沿いの観光スポットまでも網羅した観光周遊バス。一周すると70分かかるそうです。お値段は一回200円。そして目指した先は「ティファニー美術館」。今まで回ってきたところは以前に訪れたことがあったのだけれど、こちらの美術館はまったくのはじめて。アルコールによる体のだるさと日差しの強さに少々げんなりしていたので、ワクワク度も低めだったのですが、足を踏み入れたとたんその美しさに感嘆のため息が。気づけば写真を撮りまくっている私たち。フレームに入ってくる観光客がじゃまで仕方ない。「しっしっ」とつぶやきながらシャッターチャンスを待つ。やっとどいたと思ったらまた次の観光客。だんだん腹が立ってきたぞ。よし、今だ!とシャッターを切った瞬間yayaがフレームの中に入ってきた。もういいや。諦めよう。次だ次。
建物の中に入り、入館料を払おうと受付へ。「4,000円になります」と言われて「高っ!」って思わず声が出そうになったが、何とか飲み込んだ。そうかここは高かったんだ。一人2,000円か。大きく出たな。と思いつつ展示館へ足を運ぶ。ルイス・C.ティファニーって人すっごい。芸術とつくものは何でもやっている。宝飾,家具,ブロンズ,ランプ,絵画等々その種類は全部で12種類。中でもステンドグラスの美しいこと。一日中ボーッと見ていたい,そんな作品でした。そして圧巻だったのが全面ガラス張りで宍道湖を望むことのできる展望室。まるで宍道湖風景が一枚の作品のよう。みんなベンチに腰掛けてしばし湖を見ている。今日は天気もよくキラキラと光る水面がとってもきれい。yayaが椅子に座ってテーブルにスケッチブックを広げる。jibuも迷いなく第三号の現場スケッチを始める。なんて快適なのかしら。もっとゆっくり過ごしたい。おっと、ここに来るには2,000円必要だ。これは大変。などど思いを巡らしながら展望室を後にして,庭園や温室の植物などを見て回る。回り終わると何となく2,000円の入館料の根拠がわかるような気がしてくる。美術館と庭園、植物園を一カ所で回れたようなもの。見応えは十分ありました。規模も回ってくたくたになるほど大きすぎることもなく、いいとこ取りでいろいろとって感じですかね。今度来るときはもっと時間をたっぷりととろうと思いながら、美術館を後にしました。
観光客に優しい松江・・・
16時40分にまたまたレイクラインに乗り込む。今日も夕日を撮りに行く予定なのであまりゆっくりできない。途中で松江ウォーカーに乗り換えて最短コースで車を止めている堀川遊覧船乗り場で下車。ここには地ビール館があり、一階はおみやげ屋さんになっている。次回3月に人を連れて松江を案内することになっているので地ビール館のパンフレットをもらうつもりで入り、ついでに地ビール3本セットとおいしいもろみ味噌を買った。レジで「車でお越しですか?」と聞かれ「はい。あっちの市営駐車場に止めてますけど」というとなにやら紙切れをくれる。見ると「駐車無料券」と書かれてある。えっ!10時から18時まで止めてたんだけど、全部タダ?半信半疑だったけど、ほんとにタダになった。実は今日の観光は車をどうするかとっても悩んだんです。ホテルは観光地に近く、わざわざ車で出なくていいんだけど、ホテルに駐車場がないため、宿泊客は16時から翌朝10時までの間、横にある契約駐車場に一泊600円で止めているんです。でも日中は別途30分100円,10時から16時までだと計1,200円必要なんですね。結局、昨日車を止めた松江城そばの駐車場が3時間以上800円と書いてあったことを思い出し、少しでも安い方にと思って車で出かけることにしました。ところがそこは満車で止められず、目的場所からちょっと離れた市営駐車場に止めることになったんです。そしたら、そんなこんなでタダになっちゃいました。なんだかとっても得した気分。こういうお得感って旅をますます盛り上げるもの。交通費ってけっこうバカにならないけど、これだったら安心して車でも来れるなぁと思っちゃいました。
宍道湖写真パート2・・・
18時半前に宍道湖畔に到着し,ゆっくりと夕日スポットに向かう。jibuは昨日と同じ嫁ヶ島の構図ではおもしろくないので一人さらに向こうの地蔵様を目指す。湖の中に何故かお地蔵様が2つ建てられているのです。日が沈むまでにもう少し間がありそうなのでスケッチブックを取り出す。写真撮りながらでも結構時間をかけずにスケッチすることができ、ちょっと慣れてきたかなぁとうれしく思いました。初めて自分から積極的に書いた現場スケッチは今までの中で一番納得のいく作品になりました。どうか着彩で台無しになりませんように・・・。それにしてもたくさんの人が夕日を見に、撮りにくるものです。中には同じスケッチブックを持った人もいて、その人は色も塗っていました。
19時半頃ホテルに戻り、着替えて外食。川のほとりを歩き、きれいな松江大橋をバックに、記念撮影をしたりして、冊子で調べた「なわのれん」というお店に行きました。一人2,000円の5品おまかせコースをたのんだのですが、お魚の活きもよくとってもおいしかったです。体の大きいyayaは絶対追加注文すると思っていたのに「もういい」と言うので本当に足りたのかなぁと心配していたら、ちゃっかり行く途中に見つけておいたラーメン屋へ。とてもおいしいラーメンだったらしくyayaは大満足で今日の一日を締めくくりました。ホテルの部屋はちょっとクーラーの効きが弱く、普段寒がりのjibuも暑くて寝苦しかった上、ベッドのスプリングが固くて寝心地がいまいちでした。一泊3,000円だからね。こんなもんか。